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センチメンタルトリップ(2日目/直島編) [旅の記録とか]

2008.05.04
AM8:12朝一番のフェリーにて高松を出港。直島へ向かう。
直島についてはこちらを参照下さい。

AM9:00頃、宮浦に入港。

直島は観光客で溢れていた。
奇麗な服を着た人。お洒落な女の子たち。はしゃぐカップル。
みんなそれぞれの休日を満喫しようとしている。

地中美術館〜ベネッセハウス〜家プロジェクトの順で島をめぐる。

途中の急勾配でまたしてもチェーンが外れる。





地中美術館に到着。30分ごとの入場規制。
館内には3名の芸術家の作品が部屋ごとに展示されている。

まずはクロード・モネの部屋へ。

モネの部屋に入った時、僕の周りから人が消える・・・

1つの作品に対峙するとき、当たり前だが作品と鑑賞者は1対1で向き合う。
そこでは同伴する家族や恋人からも切り離される。


僕はモネの中をフワフワと泳ぐ。すこし溺れそうになる。泳ぎは得意な方ではない。
でも、できれば長く泳いでいたい・・・・


心地よい時間をすごし、次は、ジェームズ・タレルの部屋へ。
かなり行列ができている。最後尾に並び、順番を待つ。

前に並ぶカップルはお互いの腰に手を回し、ベタベタと触り合っている。
目のやり場にこまったが、
視線は華麗にカップルをスルーし、その前を1人で並ぶ
鼻すじのとおった奇麗な女の子の横顔をとらえる。

少しの間見とれてしまう。(不純ですみません)

その後タレル部屋へ。
3つの部屋に1つずつ、光を表現した作品が展示されている。
3種3様の光を体感し、楽しい気分になる。

そして最後にウォルター・デ・マリアの部屋へ・・・
空間自体が1つの作品として制作されている。

入室してその厳かさに圧倒される。

圧倒的な力(時には優しさ)を前にした時、僕は対処法を知らない。
素直に子供になるしかない。


階段を1段ずつ上りながら少し泣きそうになる・・・


赤目で赤ら顔の半端者・・・



3名の異なる作風の芸術家、そして1人の建築家(安藤忠雄)。

ありがとうございました。


その後、ベネッセハウスへ。敷地内に点在する作品を見て回り、
ミュージアムに入館。
(ここでも充実した時間を過ごさせて頂きました。安藤氏には只々脱帽です)

そして、家プロジェクト。
6+1の家屋を改修し、その家の空間そのものをアーティストが作品化
したのが、この「家プロジェクト」なのだそうだ。

3作品を観覧したところで引き上げることにする。

出港まで時間はあったし、作品がつまらなかった訳ではない。

僕の集中力の問題。
作品を集中して見ることが出来なくなったのだ。

この状態で見ても、何かを感じたりもするだろうが、
たぶん、面白くない。

惰性で見て回るのが嫌だっただけ。

今日はここまで。自転車を港へ走らせる。

折角来たのだからと、無理をするのはどこか間違っている。
見たくなったらまた来れば良い。


そして必ずまた・・・
という思いで直島を後にする。

甲板でベンチに座り、午後の日差しをく感じながら、
少し脱力。

そばでは小さな子供をつれた家族が空いた席を探している。

家族連れにベンチを空け、船尾に移動する。
ただ海を眺めているとやるせない気持ちになる。
さっきからどうも気持ちが下降気味。

だめだ・・・

旅は、時にセンチメンタルだ。

離れて行く島を眺めながら
少しだけ     ・・が恋しくなった・・・・

バカヤロォ・・・・


船上.jpg





















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